導入事例

2019.12.20
株式会社久原本家

データ化のスピードが上がり、スピーディなお客様対応を実現

株式会社久原本家
  • 会社名
    株式会社久原本家
  • 業界
    小売・卸売
対象帳票
注文用紙, 圧着ハガキ
before
  • 1人あたり2~3日かけて大量の帳票を手入力
  • 入力待ちの帳票が溜まり、繁忙期は応援を呼んで手入力作業
after
  • 30分以内でデータ化し、スピーディな顧客対応が可能に
  • 入力業務の負担が減ったことで繁忙期にも心の余裕ができた

優れた技術で信頼される品質の製品をつくる、創業120余年の食品メーカー株式会社久原本家。DX Suite を最大限活用し、お客様のニーズにスピーディーに答えることができるようになったその過程を伺いました。


はじめに御社の事業内容についてお聞かせください。

福岡市郊外にあるレストランから生まれた調味料・食品ブランド「茅乃舎」などを展開しています。上質な国産素材を粉末にした「茅乃舎だし」をはじめ、ご家庭で使いやすいよう工夫した商品を販売しています。

インターネット通販やハガキでの注文販売、直営店での直接販売、量販店向けの販売など、グループ会社ごとにブランドやチャネルを分けて販売を行なっています。

AI-OCRの検討背景をお聞かせください。

商品の性質上、購買層の年齢が高く、ギフトの需要が非常に多いんです。圧着ハガキや新聞折込で販売促進をしているのですが、お中元やギフトのシーズンになると短期間に大量の注文を頂きます。お客様をお待たせしないために少しでも早く処理しなければならないのですが、外部委託でデータ化を実施するとデータが納品されるまで最低2〜3日はかかってしまいます。その処理速度の短縮手段を検討しているとき、AI-OCRに目をつけました。

複数社検討しましたが、昨年秋の展示会で汚く書いた文字をその場でDX Suite が読めていたことがきっかけとなり、精度の高さを見込んでテスト導入にいたりました。

DX Suite をご採用いただいた理由をお聞かせください。

精度はもちろんなのですが、ユーザー側で簡単に設定できるというところが大きいですね。ツールは入れた後に運用することが難しいと感じていますが、DX Suite はテスト中に運用に乗せることができていたので、その点が採用の決め手となりました。

行き詰まることも多くありましたが、常にカスタマーサポートの方が手厚く支援してくださったので、立ち上げることができました。他社では難しいと言われた帳票や読み取った後のデータ加工処理も、AI inside は親身になってサポートしてくださったので非常に良かったです。

比較検討していくなかで月額費用がより安いところもありましたが、ここまで手厚くサポートしていただけるのならと思い採用にいたりました。

DX Suite 導入後の効果をお聞かせください。

注文用紙の入力、データ化までをAI-OCRで行えているので、データ化の時間がかなり短くなりましたね。催事のプレゼントハガキの返信業務でDX Suite を使用しているのですが、ハガキを確認しながら1人で2〜3日かけて入力していたものを、30分以内で完了できるようになりました。その効果もあり、お客様を社内処理でお待たせしてしまうという問題が改善し、お客様へのスピーディーな対応が実現できております。

繁忙期には注文書が1日1,000枚届くこともあるので、社内で応援を頼みながら入力作業を行なっていましたが、DX Suite を活用することにより入力人数が激減しました。

また注文書は毎日大量に届くので日々入力待ちの注文書が溜まっていましたが、今は届いたものを都度スキャンする形で処理できるのでかなり楽になりましたね。以前は繁忙期になると「何人くらいの応援チームを作ろうか?」など入力以外のことも考える必要がありましたが、データ化のスピードが上がったことで繁忙期に対しての心持ちにも余裕が出てきました。

今後AI inside に期待することをお聞かせください。

社内ではOCR以外の領域でも業務効率化を進めていきたいと考えているので、RPAの活用など、周辺の仕組みと連携することでDX Suite をより活用できるようなご提案をいただけるとありがたいです。FAXをすぐにPDFデータに変換する仕組みなど、業務全体に対するご提案があるととても良いですね。

今後の活用展望をお聞かせください。

現在OCRで読み取りを行なっているもの以外の注文書などにDX Suite を適用していきたいです。専門のチームが入力を行なっている業務を、少ない人数で入力できるようにしたいですね。そのためにはOCRに適したフォーマットの見直しや取り込み側のシステム改修が必要だと考えています。

また、DX Suite を活用することで長年変わらなかった業務が改善され、従業員も新しい技術に刺激を受け、新たな取り組みや業務自動化への関心が高まっています。今後もあらゆる業務の自動化をさらに進めることで負荷を減らしつつ、お客さまに対してより素早く対応できる仕組みを作っていきたいですね。

さぁ、データ活用を始めよう。
question_mark
close